レジリエンスポスチャの評価 - AWS Resilience Hub

レジリエンスの責任者

レジリエンス(回復力) はセキュリティの責任なのか、それとも IT の一部なのか?レジリエンスはインフラチームが担う責任であることが多いですが、CIA 三要素 (機密性、完全性、可用性) に従って、セキュリティチームも現在の重要なインフラがビジネスの期待に沿って障害に耐えられるよう準備されていることを確認し保証することが求められています。

AWS Resilience Hub

重要なアプリケーションのレジリエンスを評価することは、重要なクイックウィンです。レジリエンスを評価することで、現在のワークロードがレジリエンス目標 (目標復旧時間と目標復旧時点) を満たし、ビジネスによって定義されたサービスレベルアグリーメント (SLA) を達成できるかどうかを把握できるようになります。

現在の状況を把握した後に、ビジネスが要求するものと比較し、ギャップがある場合は、インフラストラクチャチームとビジネスチームを巻き込んで改善計画を作成します。

Resilience Hub は、サービスが提供する各オプションについて、レジリエンスを向上させるためのアーキテクチャ改善のコストを見積もるためにも役立ちます。これにより、ビジネスは改善計画を進めるか、現状維持して要件を調整するかを決定するために必要なデータを得ることができます。

主なリスクと軽減

  • システムは時間とともに故障します。マルチ AZ とマルチリージョンのどちらを設定するか、追加のレプリカをいつ有効にするかは、(感覚や経験則ではなく) データと要件に基づいて決定すべきです。
  • 重要なアプリケーションの大規模な障害時には、たとえ他の部門が日々のレジリエンス活動の責任を負っていても、リスクを特定し、適時に改善を推進しなかったことについて、取締役会が CISO (とセキュリティ部門) に責任を問うことがよくあります。

評価のガイダンス

  • Resilience Hub で重要なワークロードを分析していますか?
  • ビジネスからの可用性に関する明確な要件がありますか?
  • 現在のワークロードは要求される SLA を提供する準備ができていますか?

料金

  • AWS Resilience Hub pricing
    • AWS 無料利用枠の一部として、最初の3つのアプリケーションについて、6 か月間 AWS Resilience Hub を無料でお試しいただけます

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